H.D.ショベルヘッド ロッカーアーム研磨

現在入庫中のショベル1200。ロッカーアームの摺動面を研磨修正する。

修正前。

どうやら以前手持ち研磨?で修正を試みたらしい。

滑らかでなく(多面体状)、当たりも変。

 

研磨後。

 

 

他の車両の物。

ショベルの場合このように片側から当たり出し、カジリ、段減り等の不具合を生ずる。

この写真の程度であれば修正研磨可能。

 

更に摩耗の進んだ箇所。

このように虫食い状になると、修正研磨をかけても表面の硬化層が失われてしまう可能性があり、交換した方が無難である。

 

 

 

ショベルヘッドでは、メーカーの設計で何を意図しているのかは不明だが、写真で判る様にバルブを斜めに押す構造になっている。

バルブを回転させるつもりかと想像してみたが、あまりにも角度が急すぎるので全く謎である。

 

これはショベルの弱点、否欠陥と言っても言い過ぎではないと思う。

ロッカーアーム摺動面・バルブステムエンドの摩耗損傷だけに収まらず、バルブステム・バルブガイドの摩耗損傷、はてはヘッド本体バルブガイド穴のクラックまでさまざまな不具合を生じる。

 

本来摺動面は回転(揺動)軸に対して平行だが、当社では角度を付けて研磨修正をかけることによりバルブをまっすぐ押すよう対策を施している。

 

この後専用冶具を使用しロッカーアームセンターを割り出し、調整カラーを製作して作業終了する。

ペラペラの調整シムは割れる事例があるので使用せず、全てカラー形状にてサイドクリアランス、ロッカーアームセンターを調整する。

その様子はまた後日紹介。

 

珍しく定時。20時52分本日の作業終了。以上。